空想ライン

神社へ続くあの坂を上ると
太陽が近い丘に着く
自転車漕いで今日こそいけたらいいな
いつもより汗ばむ夏の日

急勾配を立ち漕ぎして目指す丘の向こう
何があるかな

空に続くあの坂の向こうは
雲に届く夢を膨らませる
果てしなく続く道の最後は
見た事もない夢を信じてる
地平線に消えてく宝物追いかけて

漕ぎ疲れてさ、少し休憩も入れて
歩き出す、自転車を押して
道を決めてさ、十字路の方向に
漕ぎ始める、明日を見つけて

漕げば漕ぐほど、遠くまで進むんだ
丘の上、虹が見えた

風に吹かれ流れる雲の中
虹だけは動かない場所にある
遠く遠く手が届かない場所
近くにいる人はどんな気分だろう?
地平線はまだ遠くて
もっと漕がなきゃ着けない

漕いでも漕いでも
地平線の向こう側は見えないけど

丘の向こうに広がる景色は
見た事のない空が広がって
大きな雲が僕を見下ろすよ
まだ道は続くって教えてくれた
それでも僕は漕ぐのをやめやしない
地平線に消えてく宝物追いかけて
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