哀愁グラス

吐息が凍える 氷がきしむ
胸の孤独を 揺さぶるように
愛していながら 背中を向けた
悔やみ切れない 男の傷に
沁みる夜更けの あぁ 哀愁グラス

時計を腕から 外してみても
時は逆さに 流れはしない
幸せだろうか 泣かずにいるか
酔えば酔うほど 今夜は何故か
思い出させる あぁ 哀愁グラス

忘れてしまえと 灯りが潤む
風の噂も 夜霧に消えた
あの日に戻って 許されるなら
拭いてやりたい 別れの涙
そっと詫びてる あぁ 哀愁グラス
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