「さよなら」

光の中で生まれたら
きっとこんなふうだろうねと
私より一瞬先に
同じこと 言った

あなたの心の扉が
陽に透けて見えた その奥に
あふれる愛の優しさは
泣きたくなる程

笑ったり 手をつないだり
口づけ 交わしたり

「さよなら」 そんな言葉この世に
決してないと思う
「さよなら」 今 言われてもきっと
ずっと好きでいられる

いつの間にあわせてくれた
私のはやさね あるきかた
恋人という二文字を
そっとかみしめた

見つめたり 瞳ふせたり
未来を夢みたり

自由な子供の頃の私
虹をかけあがる
二人で見上げながら感じた
足許のあたたかさ

笑ったり 手をつないだり
口づけ 交わしたり

「さよなら」 そんな言葉この世に
決してないと思う
「さよなら」 今 言われてもきっと
ずっと好きでいられる
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