毒と花

「こんな世の中じゃ」と
憂いて 気に病んでいる
メランコリックな君の目を
僕にも下さい

『どうせ いつか終わるよ』に
救われて 縋っている
少しだけの痛みは
忘れて下さい

夢を与えよう
心授けよう
言葉でそっと
救えるように
壊れないように

枯れてしまうようだ
心は限りがある
この世界のどこかに落ちている
愛は人の心で
孤独は人のその手で
絶望ばかりです
でも愛してみよう

多くの血を流し得た命だから
生きる意味探しましょう
死ぬより前に

今日も届いた産声は
神様の悪戯
命と引き換えに
命をあげます

愛を与えよう
言葉授けよう
命はいつも
救えるように
創られているだろう

枯れてしまう前に
殺してしまうような
この世界の醜さに慣れている
君はその心と言葉で痛みとかして
絶望ばかりの今を愛してみよう

命の重さは同じだって
そんなの気休めにもならないよ
奪われた命の数だけ悲しみが溢れたら
あなたは今日を生きれますか
痛みの対価払えますか
貴方のために散った
痛みで多くを知った

咲いても気づかれぬようだ
それでも 咲き誇るように
その命を尊く生きていく
愛で人の心を
言葉で人の痛みを
癒してあげれる
人になろうよ
ほら愛してみてよ
今を愛してみよう
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