ひとり北夜行

駅に着くたび 汽車は止まるのに
あなたの面影を 降ろす駅がない
この胸が この髪が この指が
夢の続き また恋しがる
意気地なしです…
夜が冷たい ひとり北夜行

白いカバンと あなたへの手紙
抱きしめ ただ一人 乗った終列車
書きかけた サヨナラの その先に
愛の花は また咲きますか
生きられますか…
ベルが泣いてる ひとり北夜行

返し忘れた 想い出の指輪
外(はず)せば重たさに 胸が痛みます
愛しても 愛しても 届かない
夢があると わかっていても
あふれる涙…
未練断ち切る ひとり北夜行
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