帰り道の詩

秋の陽を浴びるまで
気づかずにいた

過ぎ去りし夏の日を
愛おしく思う

想い出とは何故に
色褪せぬもの

想い出とは何故に
過ぎ去りて気づくもの

移ろう風の音が胸に吹き
想い出となる今を切なく思う

失いて気づくもの
もう戻らない

秋の陽は風と共に
想い出を照らす
×