水色

ねぇまだ… 今でもひとりここにいるよ
かかげた夢の跡 絶えずひきずっていても
あれから。 全てを見たよ、君の側で
絶望も希望も、時にはかない夢さえ…
凍りつく夏の風 晴れすぎた朝
深い霧が包んでく
君に想いが届くまで、きっと…
果てしない海を泳ぐだろう

容赦なく傷つけられて、傷つけてく
こんな繰り返しが、あとどれくらい続くの?
誰かに笑ってほしくて、この心は
傷も消せないまま、あたたかな場所探した…
遠ざかるあの空に、手が届かない
どんなに飛びたくても…
永久(とわ)に、羽なんて生えないと
ずっと 何度となく思い知る

あの涙、誰が拭うの?
誰が君を抱きしめる?
どうして? 守れない? いつも…
いちばんに大事なものだけ
心、蹴りたおしたら「すべて壊すの?」
どうか叩き壊して
二度と戻りはしないもの
そっと、割れていく硝子のように
最終章のページ
憧れたその、君の優しい手の中
すべて、すべてがそこにある
きっと…
いつの日も忘れずに笑って
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