通学電車

通学電車 朝影照らす席は
俯き字を追うあの子が座ってる

君の事は何も知らない僕だけど
その瞳に惹かれてゆく

声かければ 近づいていけたのかも
こんなにも簡単なのに
僕はいつも 興味のない演技をする
ホームに着いたら
さようなら

通学電車 変化のない景色を
眺める振りはもう慣れたもんだ

最初の一言は何度も考えた
あとは自然に話すだけさ

ぱっと一言 それだけで変わったのかも
こんなにも気になっているのに
僕はいつも 何もせず電車を降りる
ホームに着いたら
さようなら

本当は気づいていたよ
自分の度胸のなさに
何かきっかけがあればなんて
(思っている)
バカな考えだな

声かければ 近づいていけたのかも
こんなにも簡単なのに
僕はいつも 興味のない演技をする
少しの勇気を持って

ぱっと一言 それだけで変わったのかも
こんなにも気になっているのに
僕はいつも 何もせず電車を降りる
ホームに着いたら
さようなら
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