杏仁豆腐の逆襲

正体の見えない不安に苛まれて
星に近付けているのかと また何度も空を見た
君の押した背中は 転んで泥にまみれて
見上げた夜空に 星は一つも 見えなくなっていた

杏仁豆腐食べたい 関係ないけど

飛べないまま スタートラインに並ばされては
位置について よーいどんって 合図は鳴るが なんの為だっけ
なんか思い出せないや

「がんばれ」の中に潜んでる ガラスの破片に似た期待が とても怖いんだよ
あぁ忘れてた 君に星を見せたかった

杏仁豆腐食べたい 関係ないけど
本当は応えたい 君の気持ちに

飛べないけど どこにだって走って行けるさ
目の前にある壁だって ラクガキだって なんだって書いちゃって
そうだ いつか

届くかなんて 分かりゃしないけど手を伸ばすんだ
正体不明の感覚を 僕ら 追い風なんて呼んじゃって
さあ 走り出そう 視界は良好だ
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