湯の町みれん

赤い夕陽が 波間(なみま)に沈(しず)む
雪のふるさと 湯の煙
募(つの)る想いに 三味(しゃみ)の音(ね)聞けば
枕(まくら)濡(ぬ)れます いで湯の宿で
瀬波(せなみ)湯の町 瀬波湯の町
あゝ… みれん宿

所詮(しょせん)一緒(いっしょ)に なれない人と
知っていながら 惚(ほ)れました
だけど幸(しあわ)せ 一夜(ひとよ)の夢は
忘れられない おもいで抱(だ)いて
瀬波(せなみ)湯の町 瀬波湯の町
あゝ… みれん酒

ひとり淋しく 浜辺にたてば
海(うみ)鳥(どり)鳴きます 佐渡(さど)の島
沖の漁火(あかり)が ゆれては消える
旅のお方(かた)の しあわせ願う
瀬波(せなみ)湯の町 瀬波湯の町
あゝ… みれん町
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