いますぐ消えたい

歩道橋から手を振るあなたを小さくなるまで見送った
残ったコーヒーを飲んで「まずいな。」と一人で言った
お皿洗ってきのうの夜のことを少し思い出したら
一つの考えが浮かぶ それしか考えられない

あぁ いますぐ消えたい わたしあなたの栄養になって
あぁ いますぐ消えたい わたしあなたの一部になりたい

形状は液体ね あなたの口からしゅるしゅる入る
むしろふたつの身体が不思議ね はやくひとつになりたいわ

あぁ いなくなりたい わたしあなたのエナジーになって
あぁ いなくなりたい わたしあなたの血を廻りたい

あぁ いますぐ消えたい わたしあなたの栄養になって
あぁ いますぐ消えたい わたしあなたの一部になりたい
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