再愛

なんて素敵(すてき)な 女性(ひと)だろう
心ころして 操をたてる
百年先でも あの世でも
忘れることなど できないさ
くちなしの くちなしの
花にかくれて 泣いた女性

溜(た)めた涙の まつ毛さえ
触れずに別れた 愛しい女性よ
思いのはんぶん それさえも
言えずに背中を 向けたけど
汚れても 汚れても
俺は愛して みたかった

月に貴女(あなた)が 映るだろう
風に貴女が 匂うだろう
どんなに遠くに 離れても
もいちど会えたら 離さない
その時は その時は
きっと独身(ひとり)で いてほしい
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