夢ヒラリ

いくつもの過ちを
繰り返しては失って

いくつもの喜びに
気づかないまま彷徨って

野に咲く花のように
胸を張って生きたくて

君の前なら飾らない花で存(い)られた
柔らかに寄り添うふたりが存(い)た
わざと逸らした瞳追いかけてくれて
閉ざしていた心 花が咲いた

こぼれおち花ヒラリ
つれづれに夢ヒラリ

穏やかに包みゆく
蓮の葉のような君でした

穏やかに流れゆく
せせらぎのような君でした

ふたり夢見た未来
叶う事もできなくて

さよならと言って
手を離して去った私の
背中見つめる君を振り返れない
二度と戻らない美しい季節だから
今 気付いたの 心花は枯れて

こぼれおち花ヒラリ
つれづれに夢ヒラリ

君の前なら飾らない花で存(い)られた
柔らかに寄り添うふたりが存(い)た
わざと逸らした瞳追いかけてくれて
閉ざしていた心 花が咲いた
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