流れ雲

沈む夕陽を 懐(ふところ)に入れて
寒い心を 温(あたた)める
明日(あす)は何処(いずこ)か 旅の空
運命(さだめ)の風と ともに
男は 男は 男はさすらい 流れ雲

すまぬ許せと あの人に詫(わ)びて
熱い情けに 背を向ける
どうせ ぬくもり やすらぎは
俺には遠い 夢か
男は 男は 男はさすらい 流れ雲

うしろ見ないで 弱音など吐かず
命ひとすじ 生きてゆく
砂を噛むよな 淋しさを
隠して今日も ひとり
男は 男は 男はさすらい 流れ雲
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