華麗なる絶望

ある日の街角にはどんな意味もない
ある日の午後にはどんな理由もない
吸いかけのタバコも
ほっておけば消えるように
そいつは始めから決っていた事なのサ

お前は今腐りかけている
自分でそれがわかるだろう
お前が見たものはみんな
お前を失くすためにある
お前が触ったものはみんな
お前を忘れるためにある

だから今のうちに赤いバラを
一輪胸にかざり踊り狂えばいいサ
赤い夕日に涙を流し
恋の痛手に傷ついても
そいつは誰かのいたずらだったんだ
そいつは何かのまちがいだったんだ
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