逗子の恋港

ふたりの涙が この海を
むらさき色に 染めました
あれから何年 経ちますか
無性にあの日に 逢いたくて
ひとり想い出 たずね人
かもめ泣け泣け 逗子の恋港

浪子と武男の 恋形見
その名も悲し 不如帰(ほととぎす)
なみだをはじいた この指に
今でも指輪は ありません
渚橋まで 川間川
流れ七里の 逗子の恋港

こんなに東京に 近いのに
おもかげ遠い 逗子の海
明日はいいこと ありそうな
夕やけやさしい 桜山
あれは葉山の 飛び地です
好きよこの町 逗子の恋港
×