花つむぎ

雪の中から ひと彩(いろ)紅く
花を咲かせた 寒椿
花つむぎ… 花つむぎ…
恋の経(たて)糸 緯(よこ)の糸
思いのままに 織れなくて
今日も貴方を ひとり貴方を
待つおんな

母にそむいて 故郷(ふるさと)捨てる
それが出来ない 私です
花つむぎ… 花つむぎ…
紬機(つむぎはた)織(お)る この町で
一途に燃えた 夢ひと夜
今も涙が 頬に涙が
零(こぼ)れます

忍ぶ恋でも ふた冬み冬
待てばふたりに 春が来る
花つむぎ… 花つむぎ…
好きな貴方の 面影を
瞼の裏に 抱きしめて
歩くこの道 生きるこの道
雪あかり
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