月光潤色ガール

まんまるお月様眺めていたら思ったんだ
地球にぽっかり空いた穴なんじゃないかって

その向こうには光の世界が広がって
寝てる間に夢も希望も吸い込まれていくんだ

神様どうしてこんなガラクタを創ってしまったの?
心のドアの鍵も なんかうまく挿さってくれないし

いつか私も光の中へ飲み込まれて消えてしまうんだ
そして天使の輪っかを着けて記憶なんて全部捨てちゃって

どうせ100年後にはみんな溶けてひとつになってしまうんだ
それがあなたの望みならば もう迷うことなんてないよ

星が騒ぎ出せば地球は壊れてしまうんだ
空のカケラはガラスみたいに降り注いでゆく

すべてを知ろうとした私の体に突き刺さって
憧れも愛し合う心も切り取られてしまう

蒼い月の光に照らされた傷が痛むんだ
あの人の名前もいつからか言えなくなってしまったし

いつか私も光の中へ飲み込まれて消えてしまうんだ
そして天使の翼を広げ 銀河の彼方まで飛んじゃって

どうせ100年後にはみんな溶けてひとつになってしまうんだ
それが最期の望みならば もう何も怖くない

生まれ変わっても きっとあなたに巡り合える

いつか私も光の中へ飲み込まれて消えてしまうんだ
そして天使の輪っかを着けて記憶なんて全部捨てちゃって

どうせ100年後にはみんな溶けてひとつになってしまうんだ
それがあなたの望みならば もう迷うことなんてないよ
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