youth

友情もほどほど、恋愛もほどほど、これといって縁を求めない人間が
ようやくまともに独りになれる場所っていったら、
昔から授業中の教室の片隅か、
ライブハウスの楽屋の中かって大体相場は決まってるんだ。
いつだって出し物を練ってた。将来の為にではなく、
将来の為に考えた出し物をその時点でクラスメイトに披露するために。

思い出そうとするまでもない、今でも一緒に同じような景色を見てる。
身震いするようなひらめきが導火線。
爆発させるんだ、フレーズを爆発させるんだ。

youth 色褪せることなくこの胸の中に居る。
youth こいつのお陰でこのぼくがいる。こいつのせいでこんなぼくがいる。

youth

勉強もまあまあ、運動もまあまあ、これといって取り柄のない人間が
ようやくまともに呼吸できる場所っていったら、
昔から昼休みの黒板の前か、
ライブハウスのステージの上かって大体相場は決まってるんだ。
オンタイムでチャイムが鳴る。3分おしで授業が終わる。
よー、先生、とっとと引っ込め。やっとのやっとでぼくの出番だ。

思い出そうとするまでもない、今でも一緒に同じような景色を見てる。
身震いするような緊張が導火線。爆発させるんだ、瞬間を爆発させるんだ。

youth 色褪せることなくこの胸の中に居る。
youth こいつのお陰で諦めずにすんでる。
こいつのせいで諦めることができない。

ひとにあって、自分に無いものが、自分にあって、ひとにないものさ。
誰に教わったものじゃないから、誰の教えにも耳をかさない。
クロール、平泳ぎ、バタフライ、犬かき、
手段を選ばないフリースタイルで、
後に見事大海を泳ぎ切る、この井の中の蛙を覗きにこい。

youth 色褪せることなくこの胸の中に居る。
youth こいつのお陰でこのぼくがいる。こいつのせいでこんなぼくがいる。

youth 色褪せることなくこの胸の中に居る。
youth こいつのお陰で諦めずにすんでる。
こいつのせいで諦めることができない。

youth
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