恋愛進化論

「だいたい恋愛なんて向いてない きっと僕の人生は脇役Bくらいだろう。
『本気』も分からない 別に煩悩がないわけじゃない いたって健康さ。
そりゃ可愛い子が好きって言ってくれて 手を繋いだり キスしたり、
それ以上もたまにさせてくれりゃ きっと毎日は楽しいかもしれないけど。
でも、そんなこと少しの金があればどうにでもなる時代なんじゃない?」
って思ってた あの頃の僕に告ぐ。

人を愛するということ 人を信じるということ
現実はもっとずっと難解なようだよ。
君が差し出してくれる いくつもの方程式
首をかしげながら困っても今が好きだよ。

理屈より理由が欲しくなった、君と出逢えたあの日から。
言い訳して嘘ついて、いたずらに傷つけ合った昨日がとてもまぶしい。

「ずっと一人で生きてきたって哀しいことを言うのね。」
って泣いちゃうような 優しい君に唄う。

過去を許すということ 心から信じること
強くならないとできないことなんだね。
君が知らない間にくれた素敵な答えは
もうちょっとだけ僕の胸の中で秘密にさせてよ。

どこか諦めていた あの頃の僕に告ぐ。

人を愛するということ 人を信じるということ
現実はもっとずっと難解なようだよ。
君が差し出してくれる 数えきれない疑問符に
首をかしげながら笑ってる今が好きだよ。
今が好きだよ。
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