ぼくの夏休み

夏休みになると セミの声と共に
波の音が 僕を誘う
窓の外から見える 子供達はみんな
こかげを探して 歩いている

サンダルを履かず 裸足のままで
昔と変わらぬ あの場所へ

青い海の中僕たちは 思い出すよ
あの日見つけた 貝殻をもう一度
波にじゃまされても 探し続ける
本当はもうない 貝殻を

小さな木の下に 一人座り込む
吹く風が 僕を癒す
夕日に映る影 誰かを探してる
「暗くなるから」と僕は帰る

夏のにおいが 僕の心を
つまずきそうになるくらい 焦らせる

高い木の上から見える この景色
太陽の光が この町を照らしている
握りしめていた 貝殻は
僕を残して 消えていく

迷い迷った道の中 僕の行方を教えてくれたのは
あの日見つけた 虹色の貝殻だった

何もない夏の景色は 見たくない
汗をかいて いつまでもはしゃいでいたい
輝き続けてた 貝殻は
どこかへ消えて 夏も終わる
×