アドレスのない手紙

裸足で追いかけてくれた君の泣き顔さえ
背中を向けたまま振り向く勇気もない
やがて君がさよならとつぶやく
夢のようなあの日から全てが錆びてゆく

わがままが愛だと信じていたのさ
何が大切かさえまだ知らずに
もう一度会いたいそして伝えたい
今も愛しているとひと言だけを

浮かれた夢ばかり綺麗すぎる言葉にして
気付けば片(かけ)らさえ語り尽くしたあとの
君がくれる沈黙が怖くて
素肌かさね優しさに甘えていた僕さ

つまらない若さが君を苦しめて
変わりに寂しさだけ手に入れたね
もしもまだひとりでいるなら祈るよ
あの日に戻り君を抱きしめたいと

わがままが愛だと信じていたのさ
何が大切かさえまだ知らずに
もう一度会いたいそして伝えたい
今も愛しているとひと言だけを

My pain is you in my heart
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