夜のタンゴ

小夜更けて 懐かしのタンゴ
遠く響けば 胸は躍る
若き日の 我が喜びの
夢を偲びて くるうばかり

時は流れ 花の色香も
うつろう時も 甘き香り

とこしえに 変わらぬ夢を
風に乗せくる 夜の調べ

紫の 夜のみそらに
星がまたたき 交わす頃よ
遙かなる 我が憧れの
夢はさやかな 月のごとく

闇をてらし 今も昔も
心にかげる 雲をはらす

夢のように うたかたならぬ
夢を乗せくる 夜のタンゴよ

ララララララ……
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