君の右手

君の好きな歌が歌えたら 君の好きな僕でいられたら…

微笑む日々も 悲しい時も 気が付けば大切だった
憎いよなぁ うまく言えない気持ちだらけで

幸せにできるような嘘の一つや二つ 思いつけばいいのになぁ
「バカ」が付くほど臆病な僕の左手を 何も言わずそっと包み込んだ

君の好きな歌が歌えたら 君の好きな僕でいられたら
もっとそばで離さずいられるのに
小さな手のひらずっと強く握っていたいから…

すれ違う度 先の見えない旅 「こんな自分だからさ」なんて
くだらない自問自答の中で

「奇跡」と同じくらい 「当たり前」は小さくてもろいんだよなぁ

君の好きな歌が歌えたら 君の好きな僕でいられたら
鮮明にこの想い叫ぶのに 閉じ込めた気持ち全部

失いたくないと初めて思えた右手 例えばこの世界が僕らを突き放しても
隣にいるからな 喜びも悲しみも守っていけるように

君の好きな歌が歌えたら 君の好きな僕でいられたら
もっとそばで離さずいられるのに 小さな手のひらずっと握っているよ

この先も続く当たり前を たくさんの「ごめんね」「ありがとう」を
繰り返してまた握り返して歩いて行こうよ 離さないで

つないだ手 君の右手
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