インダス・リバー

インダスの流れが アラビアンSeaに落ちる時
乙女らの悲しみ はこぶ小さな舟がでる

遠いビルマの港まで
流れにのった帆の舟は
風にまかせて音もなく
乙女達に見送られてきた

初めての一人旅
友もなく 歩く

なくした愛をさがして 今は愛とも呼べない
憎しみに似た気分は インダス川に流せば
消えて行くのですか…
初めての一人旅 友もなく歩く

小さなサリーを巻いている 少女と話し込めそうな
小さな陽だまり見つけてた 市場でにぎわう人波の中

小さなモスクをうつしてる
枯れた小さな噴水は
旅に疲れた男らの
ベンチに姿をかえて横たわる

またきっと おとずれる
愛し合う 人と

ジェラシーよりも大きく ジェラシーよりも悲しく
私の胸にささった 大地の性(さが)のほこりに
消えて行くジェラシー

La la la …………
Lu lu lu …………
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