いのちの芽

乾いた大地で名もない花が
いのちの芽を伸ばしている
誰かに認められることもなく
ひっそり 強く生きている

やがて根をはり 花を咲かせ 実をつけるでしょう
それは鳥や虫の糧となり
また命 つないでゆく

この世に必要でない人なんて いない いないんだよ
おびえないで あきらめないで かなしまないで
いつか あなただけの いのちの芽 実らせて…

こころが傷んでいるときには
涙 流して泣けばいい
自分が見えなくなったときには
ゆったり 笑っていればいい

さらりさらさら あるがままに 芽を伸ばすでしょう
刺さった棘はいつかは抜ける
また愛を つないでゆく

この世に必要でない人なんて いない いないんだよ
おびえないで あきらめないで かなしまないで
いつか あなただけの いのちの芽 実らせて…
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