キミに会いたいな

傘に当たる雨の音が好きで
羽のある虫が君は嫌いだった
降りしきる雨の音は今
寂しさだけを僕にくれる

独りになれば全てが楽になると思ってた
どこにいても誰といても想い出に勝てない

君に会いたいな 涙がもう出そうだ
君に会いたいな 独りじゃ僕は生きられない

違う誰かと手を繋いで
ごまかすように抱き合っても
独りになれば余計に
孤独が胸に溢れてくる

本当に守りたかったモノはなんだったんだろう
今更気付いても君はもういないよ

君のそばにいたいな その目にただ写っていたい
君のそばにいたいな 君じゃない誰かじゃダメなんだ

羽虫みたいに僕は今も光を探して飛ぶんだ
重くて分厚い雨雲を割いて心を照らして欲しいんだ
ただ…ただ…僕は

君に会いたいよ 独りじゃ僕は生きられない
君のそばにいたいよ 誰より近くで守りたい
そして
君に伝えたいな 今ではただ独り言でも
「好きだよ…。」
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