宵待ち

見上げればほら陽が沈む空 今日も終わりゆく
茜の夕焼けと煌めく星 小さな君

河原の道に湿った風が 種を運んでゆく
置き去りの自転車さえ照らした月 流れる時

ああ 街の灯が遠くで ぼんやり霞んでる
ああ このまま二人で 風に吹かれないか

消えてゆく夏の日を 忘れてしまうのだろう
誰もが駈け抜けた蒼き日々を
それでも振向かず 追いかけて行くのだろう
君こそ明日へと導く太陽だよ

川の流れに映った君の 影が儚くて
噛みしめた切なささえ 愛しくて 愛しくて

ああ 家路を急いだ 車が飛ばしてく
ああ このまま二人で 日々を暮らさないか

さよなら今日の日よ 帰らぬ日を讃えよう
僕らが紡ぎ出す声の中で
愛すべき人よ そのすべてを捧げよう
君こそ心で輝く太陽だよ

消えてゆく夏の日を 忘れてしまうのだろう
誰もが駈け抜けた蒼き日々を
それでも振向かず 追いかけて行くのだろう
君こそ明日へと導く太陽だよ

僕の太陽だよ
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