もうすぐ五月 外は雨

心よい昼間の疲れをベッドに沈めて
台所のお前の後姿 僕は見ている
もうすぐ五月 外は雨

あれは遠い六月のこと
車窓に映る疲れた顔を道づれにあてもなく
夜汽車に揺られてた遠い六月

八月 夏も死人のような
乾いた舗道歩いていた
暗い冬の日には このまま死のうと思った

だけど今はお前と僕と二人
たわいのない話をかわし静かに朝を待つ
もうすぐ五月 外は雨
×