プラットホームと夜の風

言葉にならないほど優しい風が吹いて、
プラットホームにて思い出してます。

誰もいない高校通りの商店街。静かに風、潤んだ目を乾かしたよ。
こうこうと点滅街灯は、あの頃と何も変わらないけど…
新しいコンビニが出来たよ。喫茶店にはビルが建ってしまった。

三両編成終電から降りてくる人はお疲れのよう。
改札は優しくお迎えして無事にみんなを送り届ける。

川の匂いが風に運ばれてきて甘い日々を思い出してます。

つたない言葉で僕ら何度も話をして、時にはそっぽ向いて、
離れて歯痒く、夜を何度も心細く過ごしたなぁ。
言葉にならないほど君は優しい目をしたから、僕はただ俯いて
「何にも変わらない」「いつまでも続けばいいなぁ」
そんなこと思っていた。

川の匂いも運んだ風もあの街灯もプラットホームも君のことも

何も変わらないよ。
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