君は僕は

扉閉ざしたのは誰?
扉を開けたのは誰?
心破いたのは誰?
心泣かせたのは誰?

重心はいつの間にか
誰にも見せなくなってた
去っていく背中をただ
遠くで見つめられていた

呼び止めてくれなければ
見失われてしまったなら
「もう二度と会えないだろう」
そんな気がしてた

僕はいつもひとりで決め
君はいつも走っている
君はまだ僕の名前を
呼び続けている

君がいつも悲しいのは
僕が君を知らないから?
心に抱えてる自分は
思うよりも複雑で 思うよりも難しい
ごめんね

迷っては引き返して
戸惑わせていただろうか
捨てきれないものばかりで
両手がいっぱいになってた

信じているのはきっと
本当のこと 知ってるから
透明なこのガラスには
何が見えていた?

夢をみているようだった
思い返せばいつだって
昨日あった出来事(こと)のように
映し出せるよ

僕は何を見つめていて
君は何を求めるだろう
あした後悔しないように
生きていきたい

どうしても単純に
言葉にはできなかった
今までもこれから先も
僕は僕でいるから
何度目かの「ごめんね」と、
「ありがとう」
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