星の唄

とある惑星の方角から
頭上を通過するほうき星が
悪戯好きの子供のように
僕の背中をそっと撫でたよ

行きたいんだ 行けないんだ
見てるだけじゃ足りないよ
争いや 嘘もないらしい
君に会いたいよ

まるで宝石のように美しくて
神様が宇宙に落っことした
僕らが欲しかったものは
その 地球(ほし)にあるよね?

遍(あまね)く星々の中で
一際目立って輝いてる
「もう手遅れ」だなんて事は
言われなくたって理解してる

本当は 知っていた
争いや嘘が絶えないこと
信じたいんだ 信じられないんだ
いっそ全て壊してしまえたら

クレーターだらけのこの地は
君からどう見える?

もう期待は大してしてないけど
君がいる それだけでいい
一〇〇年経ってもこの想いが
変わらないように

声を上げる理由

宝石のように美しくて
想うほどいびつに見えた
星の唄 それは君の唄
その世界に響いて ねぇ
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