ぎゅっと

「ちょっと寒いね」
照れくさそうに君が言う
街路樹を見上げ
そっと僕は近づいた
君のことが愛しすぎて
不安になるけど
こみあげるこの想いは
言葉じゃうまく言えないよ

君のその手をぎゅっと握って
どんな時だって離さない
かぎりなく続く幸せを
夢見て歩こう

「ちょっと食べてみる?」
無邪気なままで君が言う
街角のクレープ
出会った頃の味がした
悪気の無いすれ違いで
君を困らせた 本当にあの涙は
もう二度と見たくはないんだ
ショウウィンドウに飾られた
高価な幸せなんかより
君は僕の宝物 何より素敵だよ

君のその手をぎゅっと握って
どんな時だって離さない
かぎりなく続く幸せを
夢見て歩こう

君のその手をぎゅっと握って
君のその手をぎゅっと握って
夢見て歩こう 夢見て歩こう
きっと二人で
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