真夜中のブルース

思えば小さな 嘘からだった
俺たち別離(わかれ)の 始まりは
気がかりなんだよ 季節の変わり目は
寒さつのれば なおのこと
何処へおまえは 行ったのか
探しつづける 探しつづける 真夜中のブルース

いつでも俺たち その気でいれば
掴んでいたはず 夢さえも
歌っておくれよ も一度この胸で
遠い故郷の あの歌を
そっともたれて 眠るくせ
腕に馴染んだ 腕に馴染んだ 真夜中のブルース

上辺のしあわせ 着飾るように
ネオンもまたたく 夜の街
帰っておいでよ 夢から逸(はぐ)れたら
夜がどんなに 長くても
いつも窓の灯 つけて待つ
俺とおまえの 俺とおまえの 真夜中のブルース
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