死んでもいい

抱きしめあい くちびるかさね
床の上を ころがりまわる
まわりまわり 壁につきあたり
止まったとき 二人はつぶやく
死んでもいい 死んでもいい

どこまでなの あなたの体
どこまでなの 私の体
もっともっと 一つになりたい
うれし涙 うかべてつぶやく
死んでもいい 死んでもいい

とまったままの 砂時計の
ガラスのむこうに 何も見えない
二人には 今日しかない
死んでもいい 死んでもいい

肌と肌が はなれるときは
心まで はなれる気がする
指先でも さわっていたいの
夢の中で ささやく言葉も
死んでもいい 死んでもいい
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