無題

夜更けのback alley ジャラジャラと鍵鳴らし
うわべの私を 脱ぎ捨て ドアに手を懸ける
今日はどんなイメージを 人に与えたろう
きっと優しさ 冷たさ どこにでも 自分がいる
後悔のガウンに 腕を通して

タイトルのない気持ちのままで
おんなじ身体 今夜も横たえる
安全な場所 外界(そと)から探せば
たったひとつの胸で足りるのに

あくせく過ぎてく 日常のワクの中
まあるく収まる自分に慣れたつもりでも
パンキッシュなNewsが 電波ジャックして
理不尽な犯人(ほし)の気持ちにふいに キュンとなった
もうわからないよ 感情のゴール

タイトルのない気持ちのままで
どんなことにも 心が揺らいでく
優柔不断と 誰かが笑う
たったひとつの胸はどこにある

様々な胸の内 見せあえる人は
どこかで同じように私を持っているのだろう

タイトルのない気持ちのままで
感じ続ける きっとそれもいい
安全な場所 見つかるときまで
たったひとつの 胸はここにある

タイトルのない気持ちのままで
おんなじ身体 今夜も横たえる
安全な場所 外界(そと)から探せば
たったひとつの胸で足りるのに

タイトルのない気持ちのままで
感じ続ける きっとそれもいい
安全な場所 見つかるときまで
たったひとつの 胸はここにある
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