踊るマネキン、唄う阿呆

テテテ
天を仰ぎ含み笑い
逆さまの街で転がり回る
操られた身体を甘んじて受け入れている

ねねね
ねえ、と話し掛けるあたし
聞こえないふりばかり 嫌なあたし
どちらさまのことも一先ず今日、
忘れちゃって

踊れ今すぐ踊れ、そう
踊れ今すぐ踊れ、そう
踊れ今すぐ踊れ、そう

ケケケ
喧嘩ばかりしていたの
「馬鹿ね、相手はいつも居ないのに」
さらけ出すソレは掃き溜めの様
くだらないなあ

ゲゲゲ
幻想で塗り固めた
言葉なんて意味を失くしてさあ
からからに渇いた人形みたく
つまらない、ものになって

存在しない答えばかり探してしまう!

きらい きらい きらい、いや好き
跳ねる感情に逆らって
今、今 思い出してんだ
どちらかって決めなくてもさあ
笑うことが出来ることをさあ

カカカ
勘違い甚だしい、と
笑い飛んで消えたあたしの今日
逆さまの部屋で寝そべって過ごすくらいだ

ケケケ
喧嘩ばかりしていたの
「馬鹿ね、相手はいつも居ないのに」
さらけ出して消えた世界の隅に座って

唄え今すぐ唄え、そう
唄え今すぐ唄え、そう
唄え今すぐ唄え、そう
唄え今すぐ唄え、そうさ

存在しない答えばかり探していたんだ
そうやって繋いだ声が言わんとしていた
ワン・ツー・スリー

例外もなく回り出した
時間と世界の上で笑った今、今を思い出して
選んだあたしを唄うんだ
「一体どこへ向かう?」なんて
「誰にそれを投げようか?」なんて
今、今忘れちゃって さあ

馬鹿になって今日を買いかぶるさ
どちらかって言えば面白いさ

踊れ今すぐ踊れ、そう
踊れ今すぐ踊れ、そう
踊れ今すぐ踊れ、そう
踊れ今すぐ踊れ、そうさ

存在しない答えばかり探してしまった
そうやって生まれた声を枯らして枯らして枯らした

きらい きらい きらいだった
気がして塞いだ世界を笑え
「一体どこへ向かう?」なんて
選んだあたしもあたしだった

きらい きらい きらい、いや好き
跳ねる感情に逆らって
今、今 思い出してんだ
どちらかって決めなくてもさあ
笑うことが出来ることをさあ
そんなことどうだっていいってさあ
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