同じ匂いがした

缶ビール手に親指たてて停めた
トラックの荷台に揺られながら旅をした
知ってるだけジョーク集め
荷物なんてポケットの中 ルージュひとつ

暗い夜が来てふたり星空の下
噛むようなキス やがて下着を脱いだね
同じ汗の匂いがした
不安なんてかけらさえもなかったのに

煙草に火をつけて窓辺に頬杖
遠くを見ていた 遠くを

あんな近くで見つめてた横顔も
想い出せなくて思わず吹き出したくなった
今はどんな可愛い娘が
あの背中で夢を見るの 何色かしら

煙草のけむりが空まで流れた
あの日に小さなため息ついた
煙草に火をつけて窓辺に頬杖
遠くを見ていた 遠くを
煙草のけむりが空まで流れた
遠くを見つめてさよなら告げた
×