君の声を思い出す

君は憶えているかい 青い春と呼んだ日々
交わした約束の数 君は憶えているかい

夢が詰まっていた 鞄をぶらさげて
二人 一つの道の上

こんな晴れた空を見ると
君と共に夢を見たあの日々が揺れて浮かぶ
緑映える並木道で少し強い風が吹く
もう会えない
君の声を思い出す

見つめ合うお互いこそ いつか帰る場所だと
囁き確かめ合う 記憶の中の二人

先が見えなくて 不安を抱えても
手を握り締めていた

欲しいものや願い事は
この手の届くものしか選ばなくなったけれど
水色から紫へと暮れ続けるこの日々も
「好きだよ」と
言えるようになるから

こんな晴れた空を見ると
君と共に夢を見たあの日々が揺れて浮かぶ
緑映える並木道で少し強い風が吹く
もう会えない
君の声を思い出す

僕の耳をくすぐっていた
君の声を思い出す
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