歳月

最後にふれた
やさしいてのひら
あの日の街は
もうこことは違う

過ぎてゆく時が
すべてを変えるけど
渇いた道に僕だけが
まだいる

思い出しかない
今だとしても
心はふたりの
ぬくもりを
忘れない

さよならの意味を
ひとりで探してる
あんなに君を抱きしめて
いたのに

悲しみがいつか
時を止めても
心は確かに
幸せも
覚えてる

どんな涙も
どんな苦しみも
こんなに
愛おしいまま

思い出しかない
今だとしても
心はふたりの
ほほえみを
忘れない

悲しみにいつか
夢が覚めても
誰にも消せない
やすらぎは
覚えてる
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