濡れつばめ

朝がきたなら 別れるはずの
あなたの寝息 聴いている
誰かに溺れて 火傷をしても
恋に懲りない あなた 濡れつばめ
男ごころが あゝ いじらしい

抱いてやさしく してくれるから
別れを今日まで ひきずった
どうにもなれよと 捨ててもいけず
情に泣いてた わたし 濡れつばめ
女ごころの あゝ 愚かさよ

燃えた名残か 最後にいちど
あなた欲しさに ゆり起こす
遣らずの雨やら 雨音聴いて
燃えてすがれば 二人 濡れつばめ
飛んで行きたい あゝ どこまでも
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