キキ

仏頂面で窓の外ばかりを見てた
机に書いていた君の絵にも飽きて

頬杖つきながら唱えた魔法は
馬鹿馬鹿しいほどに大胆なもので

大人って言葉が近づく度
毎回眠たいフリをした

ずっと ずっと ボヤけた未来
正解 ばっか 探していた

ずっと ずっと 何を学んでたの?
僕は僕 さえ知らない 教えて

教科書の問いに精一杯になってて
自分に問いかけるのを忘れてしまってた

どんなものが好きで何が嫌いなんだっけ
初対面の様だねと一人笑えた

子どもって言葉が遠のく度
何回泣いてしまうだろう

きっと きっと 諦めれば
もっと簡単、楽なんだろう

きっと きっと 分かってるんだけれど
僕は僕 苦しませる ごめんね

聞き逃さないように僕は目をつぶった
小さな小さな心の声

どうせ どうせ 叶わないから
なんて言って 誤魔化すな

ずっと ずっと ボヤけた未来
もっと もっと あがいていこう

だって 結果 大人なんて分かんない
夢見ていく ガキっぽくたって ごめんね

仏頂面で窓の外ばかりを見てた
つまんないこの日々に今、チャイムが鳴った
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