Over the River

つぶれた様な店の2階に
消えてなくなりそうな
看板、古いカタカナの文字
左の方へ信号を行けば
借家並びに今も 動かない車が停めてある

入らないクラッチ 何度も繰り返す
細道を交わせば 水上公園に抜ける道

バスを待つ人の流れに押されて
消えた風と子供の声
今も変わらない町並み
甘やかす様な言葉は言わないで
わからないんだ 自信ないんだ この気持ち

電気ノイズ ラジオの音と
何処までも続きそうな
沈黙を打ち消してくれる
もう着いちゃうね ほんと早いね
信号で止まるたび 何気ない言葉を交わしている

効かないブレーキ 少しは気にしてる
苛立ちを隠せない 今はもう止まる必要も無くて

バスを待つ人の流れに押されて
消えた風と子供の声
今も変われない僕がいて
形の無い毎日に暮れていく
平気なんだ 忘れないんだ
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