君の声に

当たり前がふっと消えた
まるでナイフのようだ
君はどうしてそんなに
傷付けるのが上手いの

このまま 二人が
色褪せてく 景色のひとつになるのなら
夢で終わらそうか
幻も綺麗なら そう いっそ

この世界を奏でる 君の声に
今ではもう聞こえない 君の声に
涙を流せるような 男でいられたなら
夢に変わってしまったよ 僕の恋に
終わりなんてあったんだね この思いに
ずっと待っているなんて 情けなくて
決して言えないよ 言えないよ
僕からは

君が好きな夏の星座
暗い夜空ににじんだ
いつか消えゆく光を
2人で見つめていた

“男と女の違いだ”なんて
そんなくだらない壁など
乗り越えたつもりさ
僕らは特別だと思っていた

この世界を奏でる 君の声に
あんなにも胸打つ 君の声に
痛みを感じる日が 来ると思っていただろうか
心の捨て場所なんてのは 知らないし
もうやめたいんだ 子供じゃあるまいし
ずっと待っていたって 思い出は
決して消えないよ 消えないよ
僕からは

積み上げた未来は崩れた
空が曇って
君がいない部屋は広い
歪んでいたそのナイフは
僕が渡したのかもしれないね…

この世界で奏でる 君の声に
今でもずっと聞こえない 君の声に
涙を流せるような 男でいられたなら
夢に変わってしまったよ 僕の恋に
終わりなんてあったんだね この思いに
ずっと待っているなんて 情けなくて
決して言えないよ 言えないよ
何も言えないよ 言えないよ
僕からは
×