海猫のら

群れからはぐれた 海猫は
傷つくことが 好きなのさ
大きな波と たわむれて
自分の強さ ためすのさ
真っ白気まぐれ 翼が折れた海猫を
あんた あんたと呼んで
ひとり見つめてる
帰っておいでと 呼んでみたって ああ…知らんぷり

抱いたと思えば すぐ逃げて
月が欠けると 逢いに来る
悲しい噂 引き連れて
わたしの夢を こおらせる
心が迷子の 翼が寒い海猫を
あんた あんたと呼んで
今日も待ちわびる
淋しいひとだと 知っているのは そう…わたしだけ

真っ白気まぐれ 翼が折れた海猫を
あんた あんたと呼んで
ひとり見つめてる
帰っておいでと 呼んでみたって ああ…知らんぷり
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