君の中で死んだ僕の憂鬱

明け方の空並べた背中ベランダの隅、僕は羽を落とした

君をふちどるその輪郭破って
僕を入れたり出したり吸ったり吐いたりしたい
声に成らないウ/ワ/ズ/リ/宙に並べて散るんだ

どれだけ生きたとしても君まで届きたくない
君にまみれていられる間だけはとてもまともじゃないから、好き

知り過ぎたんでしょう?幼さと罪
青く咲く花君をなぐさめたくて、揺れた

僕を飲み込むその暗い闇に溺れて
閉じたり開いたり枯れたり濡れたりしたい
不自然なくらいの朝にフ/タ/リ/溶かされて消える

どれだけ惑わされても君だけ捉えていたい
「君にまぎれて消えてしまえたらいいのに」…僕は羽を落としたんだ。

明日もし月が無くても祈るように愛し合うだろう
「殺されても与え続けてよ」

どれだけ口ずさんでもあまりに刹那的でひどい未来
君が欲しがる正しさにしがみついている
ア/タ/シ/マトモジャナイカラ、スキ

どれだけ生きたとしても君だけ聴き取れたら
「君にまぎれて消えてしまえたらいいのに」…僕は羽を落としたんだ。

(僕は君の中で死んだ。)
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