居酒屋ほたる

橋の向こうの 赤い灯(ひ)は
ふたりで通った 夢の跡
雨が降ります 居酒屋ほたる
あなたが今夜も いるようで
涙で渡る 恋の橋

七つしかない 止まり木の
奥から二番目 指定席
ひと目逢いたい 居酒屋ほたる
お酒の二合じゃ 酔えないわ
想い出ばかり 降る夜更け

空(から)のボトルに 花を挿(さ)し
飾ってあの日へ 旅をする
肩が寒いわ 居酒屋ほたる
私のとなりを 空けてます
最後に一度 逢いたくて
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