きたない世界

どこまでも汚れた唄やわけのわからないロックンロールが
胸の奥でふるえてる

何のためかな
いまとっさに隠したのは
何のためかな
下手でも嘘をつくのは

何のためかな
いま必死で誤魔化したのは
何のためだろう
いま無理をして笑ったのは

そんなことまた考えてるんだ
誰もいない公園でふわりとゆれた

どこまでも汚れた唄やわけのわからないロックンロールを
ヘッドフォンは唄うよ やかましい音を鳴らしてさ
ひとりきりの帰り道 うつむいた僕に語りかけてきた
“僕もひとりなのさ”

なんでなのかな
言いたいこと言えないのは
なんでなのかな
言いたくもないことでやり過ごすのは

君もそうなの?
うつむいていたの?
ぼくにも君みたいに唄えるかな
こんなきたない姿で

どこまでも汚れた唄やわけのわからないロックンロールを
もっと強く鳴らそうよ 僕の声と合わせてさ
ひとりきりだった帰り道 うなずいたぼくは唄ってみたんだ
“さぁ一緒に帰ろう”
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