東京恋歌

避暑地の夕暮れを眺め
あなたのその腕に抱かれ
二人には別れなど
ないと信じた夏の午後

女は心盗られたら
嘘をつけない生き物

指が爪が肌が寂しがる
あなたが欲しくて泣きぬれる
明日に届かない 東京恋歌

一人だけの部屋は寒い
明かりをつけたのに暗い
あの人は帰らない
もう他人にも戻れない

束ねた髪をほどいても
誰の為でもないのに

愛は愛は愛は蜃気楼
あなたによく似た星空を
見つめて歌うのは 東京恋歌

愛は愛は愛は蜃気楼
あなたによく似た星空を
見つめて歌うのは 東京恋歌
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