ふるさとは日向

風が暖簾を ハタハタ叩く
眠りはぐれた こんな夜は
夢に見るのは 高千穂と
母の微笑み 五ヶ瀬(ごかせ)の川よ
一度(一度) 帰ろか(帰ろか) 夜神楽(よかぐら)に

ここの山の 刈干しァすんだよ

好きで別れて あれから五年
あなた椎葉(しいば)の 里に住む
平家まつりで めぐり逢い
熱い情けで 結ばれたひと
今も(今も) 恋しい(恋しい) 懐かしい

庭の山椒(さんしょう)の木 鳴る鈴かけてよ オーホイ

朝も早よから 日向(ひゅうが)の灘(うみ)で
今も魚を 獲(と)る父よ
年齢(とし)はとっても 元気だと
焼酎(さけ)を飲んでは 十八番(おはこ)の民謡(うた)を
いつか(いつか) させてね(させてね) 親孝行
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